2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

R Time Series Analysis 時系列解析(9) ARIMAモデル1 紹介

ARモデルとMAモデルを組み合わせたものがARMAモデル。p次のARモデルAR(p)とq次のMAモデルMA(q)を組み合わせてARMA(p,q)と書く。以下のようになる。 パラメータを増やすとモデルの自由度が増える一方、パラメータに起因する誤差も増加するが、Box-Jenkinsによ…

C言語 ポインタ変数(3) 理解の総括

ポインタ変数については、理解に到達するまでやや彷徨ってしまったが… 変数へのアクセスポイント(ウィンドウズで言うショートカット) という理解が、自分は一番腹に落ちる気がする。もちろん、この理解によって発想が制約される可能性もあるので、ポインタ…

R Time Series Analysis 時系列解析(8) (線形定常過程3) MAモデル

AR(Auto Regressive)モデルに対し、今度はホワイトノイズの線形結合形である MA(Moving Average)モデルを考える。(下記は1次のMAモデル) ホワイトノイズは線形定常過程に含まれるため、その線形結合であるMAモデルも当然線形定常過程となると理解した。 と…

R パッケージのCコードを編集する

emdistというパッケージを使おうとしたが、ソースにも書いてある通り、行列のサイズ制限や計算回数に制限が設けられており、都合が悪かったのでソースコードから変更することにした。備忘として、その手順を記す。 まず、ここからemdist_0.3-1.tar.gzをダウ…

R Time Series Analysis 時系列解析(7) (線形定常過程2) 2次ARモデル

こっちでAR1次モデルを扱ったが、2次以降も項が増えるだけで、理屈は似ている。 待ち時間にやってみた。今度はACFの結果も載せる。 AR2 <- function(n,b1,b2,a=0,sd=1,y0=0) { c <- rnorm(n,sd=sd) y <- rep(0,n) y[1] <- y0 for(j in 1:(n-2)) { y[j+2] <- …

R Time Series Analysis 時系列解析(6) (線形定常過程1) 1次ARモデル

線形定常過程とは、 定常過程のうち、ある時点の確率変数が、 それ以前の確率変数とランダムな変動(ホワイトノイズ) の加重平均 となっているものをいう。ホワイトノイズとは次の定義を満たすものを指す。 1. 全ての時点で、平均(期待値)が0である。 2. 全…

R Kernel estimation 2次元カーネル推定

2次元データはこちらで例が載っていたので、ここでは3次元データで2次元カーネル推定を試してみる。MASSパッケージのkde2d関数が、ガウス分布のカーネルを用いて滑らかな密度推定を行ってくれる。 サンプルに用いるデータは、位置情報(lat, long)と各点にお…

C言語 定数 const

C言語改訂版2 はじめて学ぶCの仕組み (CD-ROM付) (プログラミング学習シリーズ)作者: 倉薫出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2009/02/13メディア: 大型本購入: 2人 クリック: 6回この商品を含むブログ (5件) を見る 定数(const)というものが取り上げられている…

R Time Series Analysis 時系列解析(5) (定常確率過程1)

前回までは、平均移動法と指数平滑法を道具とした時系列データの古典的予測方法を見てきた。しかしながら、これらの方法は(重みの度合の差こそあれ)過去に重みを振り分けて和・積を取ることで予想することを前提としており、これとは異なるアプローチもあ…

C言語 エラーを想定する

この時のコメントでNKさんは以下のようにおっしゃっていた。 ”C言語の発想は「プログラマを信用して任せます」ということです。うまく書けば速いですが、正しく使いこなせるようになるまでが大変です。大衆車とF1カーの違いといいましょうか。” まさにその通…

C言語 #define

C言語改訂版1 はじめてのプログラミング (CD-ROM付) (プログラミング学習シリーズ)作者: 倉薫出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2009/02/13メディア: 大型本購入: 3人 クリック: 14回この商品を含むブログ (3件) を見る #defineという機能があるらしい。 #defi…

C言語 ファイル入出力

C言語改訂版1 はじめてのプログラミング (CD-ROM付) (プログラミング学習シリーズ)作者: 倉薫出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2009/02/13メディア: 大型本購入: 3人 クリック: 14回この商品を含むブログ (3件) を見る 新規ファイルの作成(ファイルへの出力)…

C言語 構造体

C言語改訂版1 はじめてのプログラミング (CD-ROM付) (プログラミング学習シリーズ)作者: 倉薫出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2009/02/13メディア: 大型本購入: 3人 クリック: 14回この商品を含むブログ (3件) を見る 構造体とは、 様々な型の複数のデータを…

C言語 ローカル/グローバル/スタティック変数

C言語改訂版1 はじめてのプログラミング (CD-ROM付) (プログラミング学習シリーズ)作者: 倉薫出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2009/02/13メディア: 大型本購入: 3人 クリック: 14回この商品を含むブログ (3件) を見る Javaでも同様の記憶がある、変数の種類…

C言語 ファイルの分割

C言語改訂版1 はじめてのプログラミング (CD-ROM付) (プログラミング学習シリーズ)作者: 倉薫出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2009/02/13メディア: 大型本購入: 3人 クリック: 14回この商品を含むブログ (3件) を見る 関数を作ったら、プロトタイプの宣言を…

C言語 ポインタ変数(2) ポインタを関数に渡す

C言語改訂版1 はじめてのプログラミング (CD-ROM付) (プログラミング学習シリーズ)作者: 倉薫出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2009/02/13メディア: 大型本購入: 3人 クリック: 14回この商品を含むブログ (3件) を見る 前回に引き続き、関数の作成。関数との…

C言語 関数の作成 (1)

C言語改訂版1 はじめてのプログラミング (CD-ROM付) (プログラミング学習シリーズ)作者: 倉薫出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2009/02/13メディア: 大型本購入: 3人 クリック: 14回この商品を含むブログ (3件) を見る C言語の関数の構成は、 開始部分、変数…

C言語 文字列

C言語改訂版1 はじめてのプログラミング (CD-ROM付) (プログラミング学習シリーズ)作者: 倉薫出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2009/02/13メディア: 大型本購入: 3人 クリック: 14回この商品を含むブログ (3件) を見る C言語では、文字列を文字の配列として扱…

Linux Tips (OOM Killer対策)

Linuxサーバー上で、OOM Killerなるものに処理中のプロセスを遮断される事例が多発。メモリが限界値を超えると、最も占有が大きいプロセスを自動的に遮断する模様。 以下のように書き込むことで、落とされたくないプロセスを選定出来る。 for i in $ (ps ux …

C言語 ポインタ変数(1) 定義

C言語改訂版1 はじめてのプログラミング (CD-ROM付) (プログラミング学習シリーズ)作者: 倉薫出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2009/02/13メディア: 大型本購入: 3人 クリック: 14回この商品を含むブログ (3件) を見る ポインタ変数とは 「変数などの場所を覚…

C言語 配列オーバーの動き

C言語改訂版1 はじめてのプログラミング (CD-ROM付) (プログラミング学習シリーズ)作者: 倉薫出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2009/02/13メディア: 大型本購入: 3人 クリック: 14回この商品を含むブログ (3件) を見る プロがおっしゃるに、C言語では以下のよ…

CとRの類似点

RはC言語で書かれているため、両者には共通点が多いようだ #include <stdio.h> main () { int age; age = 22; if (age >= 20) { puts("You are an adult"); } else { puts("You are a child"); } } 基本的な構文、演算子等は酷似している。(そもそもどの言語も似通っ</stdio.h>…

生存曲線/対応のないt-test メモ

数学いらずの医科統計学 第2版作者: 津崎晃一出版社/メーカー: メディカルサイエンスインターナショナル発売日: 2011/03/24メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 37回この商品を含むブログ (2件) を見る 29章 生存曲線の比較 生存曲線に、ハザード比が一貫し…

R 関数を作ってみる (1) 正規分布 塗りつぶし

graph.norm <- function(x1,x2,m,s,oneway=FALSE,rev=FALSE) { sig <- sqrt(s) xmin <- m-4*sig xmax <- m+4*sig dx <- (xmax-xmin)/1000 x <- seq(xmin,xmax,by=dx) y <- dnorm(x,mean=m,sd=sig) xl <- c(xmin,xmax) yl <- c(0,max(y)*1.05) title = paste(…

R Time Series Analysis 時系列解析(4) (HoltWinters法)

#http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/files/2013/qe131_2/gdemenuja.html #より取得し、加工したデータを使用 SNA <- read.csv("GDP_def_extract.csv",header=TRUE) View(SNA) GDP <- ts(SNA$GDP, start=c(1980,1), frequency=4) GDP.…

Combining peak- and chromatogram-based retention time alignment algorithms for multiple chromatography-mass spectrometry data sets

論文はこれ Background: GC-MS,LC-MSデータのRetention Time(RT)のアラインメントは大まかに2つのカテゴリに分けられる Peak-based algorithms:事前のpeak detectionに対してとてもsensitiveである。ピークモデルの形やSNR(signal-to-noise ratio)などのク…

R Time Series Analysis 時系列解析(3) (filterによる指数平滑化法)

####filter関数を使った指数平滑法#### #データは経済産業省総合原指数【月次】出荷(平成17年=100.0)#資本財を対象とするdat <- read.csv("http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/result/h2afdldj/csv/ha2zom3j.csv",skip=2,header=TRUE) #skip=2は上…

R Decision Tree (決定木) (2) 予測モデルの作成と評価

#########1.データの取り込み##########分析対象データは、これと同じ #install.packages("kernlab") ※初回のみ左記コマンドを実行 library(kernlab) data(spam) head(spam) #項目名を確認 #データ型を確認 for (i in 1:ncol(spam)) { print(c(names(spam[i]…

多項式時間、NP問題など

こちらより理解メモ 解くべき問題の入力サイズnに対して、処理時間の上界としてnの多項式で表現出来るものが存在するアルゴリズムを、多項式時間のアルゴリズムという ここでも少し触れていた 決定性の多項式時間アルゴリズムでと受ける判定問題の集合をクラ…

知的財産法入門

知的財産法入門 (岩波新書)作者: 小泉直樹出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/09/18メディア: 新書購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (10件) を見る 第1章 知的財産法のコンセプト 1 福沢諭吉と高橋是清 - 知財法の先覚者 2 テクノロジー、…